【樹木事故】境内の10mのアカマツ 幹折れ倒伏(宮城県仙台市青葉区)
2022.09.15 ブログ
STAGE 編集部

人と緑・花をつなぐコーディネーター
 地域緑花技術普及協会

9月13日、境内の高さ10m以上のアカマツが地上から約3mの高さで幹の途中から折れて倒れました。
倒木があったのは宮城県青葉区北山の資福寺。000株以上のアジサイが植えられた「あじさい寺」として知られています。

このマツは午前7時頃に幹が直角に折れて碑に倒れ掛かっている状態で見つかっており、13日未明に倒れたとみられています。
幸い、この倒木によるけが人はいませんでした。

寺の住職によれば、倒れたマツは樹齢100年を超えてなお健全だったといいます。
「枯れる気配のない健全なマツが、風の吹いていない日に倒れるというのは考えられずびっくりしている。折れてしまったのは自然のことなので仕方がないが、人やお墓に傷をつけなくてよかった」と話しています。

資福寺で大木倒れる けが人なし 高さ約10メートルの松〈仙台市〉

仙台放送ニュースチャンネル2022/09/13 11:54
樹木の事故と点検に詳しい一般社団法人地域緑花技術普及協会の細野哲央氏(農学博士、樹木医)は、「樹木は元気に見えても幹内部や根に問題が起きていることがあり、映像を見るとこのアカマツも幹折れの部分に腐朽と空洞があったように見えました。この弱点部分が座屈して倒れたと考えられます。」とコメントしています。

墓参客が多い時期の日中なら大惨事になった可能性もある事案でした。
この木のように、一見健全なようでも専門家が見れば危険な状態の樹木もあります。
大木は定期的に専門家による点検が必要なように思えます。

仙台・資福寺のマツ倒れる 樹齢100年以上、内部の腐敗進んだか

河北新報2022年9月14日 6:00

細野哲央
細野哲央
 一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事
 樹木医 博士(農学) 国立大学法人 千葉大学 客員研究員

 樹木のリスクマネジメント、樹木医倫理の分野で日本の第一人者として知られる。植栽や庭園の施工・維持管理技術、緑化樹木の生産・管理技術、緑の生理・心理的機能、樹木の成長特性などにも造詣が深い。

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