【樹木事故】都市公園の樹木による人身事故、4年半で77件 国交省による倒木・落枝事故調査
2025.04.18 ブログ


STAGE 編集部 人と緑・花をつなぐコーディネーター 地域緑花技術普及協会
2025年4月17日、国土交通省が全国の倒木・落枝による人身・物損事故調査の結果を公表した。
調査対象は、全国の都市公園および国・都道府県・自治体が管理する道路。
調査期間は、令和3年4月1日から令和6年11月7日(調査時点)まで。
調査結果によれば、倒木・落枝等の事故発生件数は、都市公園では931件、うち77件は人身事故だった。道路では801件で、うち33件は人身事故だった。
調査報告書ではほかに、都市公園の事故原因樹種は、コナラ、サクラ類、ケヤキが多く、コナラ類ではナラ枯れ被害樹木の倒木も多く見られたことや、道路の事故原因樹種は、ケヤキ、サクラ類、アカマツ・クロマツ類が多く、事故原因は台風・強風、腐朽・病害によるものが多いことなどが指摘されている。


*画像は全て「都市公園における倒木等による事故に関する全国調査について」(国土交通省、令和7年4月)より転載
都市公園における倒木等による事故に関する全国調査について(令和7年4月)(PDF形式:867KB)
公園・道路の倒木事故、全国で計1732件 死亡事故受けて国が調査 https://t.co/IcGv6QJ05e
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) April 17, 2025
公園の樹木や街路樹の倒木、枝の落下などにより人に危害が及んだり物が壊れたりした事故が、2021年4月~24年11月に全国で計1732件あったことがわかった。国土交通省が17日に調査結果をまとめた。

細野哲央 一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事 樹木医 博士(農学) 国立大学法人 千葉大学 客員研究員 樹木のリスクマネジメント、樹木医倫理の分野で日本の第一人者として知られる。植栽や庭園の施工・維持管理技術、緑化樹木の生産・管理技術、緑の生理・心理的機能、樹木の成長特性などにも造詣が深い。
わたしたちSTAGEは、寺社の樹木、企業の公開空地の樹木、私有地の樹木、保護樹木や公園木などの公共の樹木などの調査・診断や各種の措置を実施しています。
所有・管理されている樹木や樹林に倒木事故等のご不安がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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