
公共造園遺産の造成工事-オープン当初の姿-管理を知り、都市の緑のあり方・つくり方を考える~駒沢オリンピック公園をケーススタディとして
講師:松田武彦氏(全国1級造園施工管理技士の会相談役)
藤井英二郎氏(千葉大学名誉教授)
この講座では、1964年の東京オリンピックの会場となった「駒沢オリンピック公園」を取り上げ、今日では想像できない、当時の驚きの造成工事や管理手法を紹介します。古きを知ることで、現在の都市の緑の課題や目指すべきあり方・つくり方が見つかる講座です。
*この動画は、下記のワークショップを録画・編集したものです。会場の環境のため音声が一部聞き取りにくい部分がございます。そのため手頃な価格でご提供しております。予めご了承ください。
第1回 地域緑花ワークショップ「公共造園遺産の造成工事・オープン当初の姿・管理を知り、都市の緑のあり方・つくり方を考える~駒沢オリンピック公園をケーススタディとして」
一般社団法人地域緑花技術普及協会(主催)・都市の緑研究会(協力)、
2023年5月28日、府中市市民活動センター プラッツ(東京都府中市)
*本動画の音量が小さいため、視聴の際はイヤホンのご使用を推奨いたします。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
■ 視聴時間:107分
■ 料金:550円
■ 視聴期限:購入から365日間(最長で2030/3/31まで)
■ 内容
高度経済成長の時代、都市公園や道路の建設などの大規模な公共造園工事の黎明期には今日では想像できないような造園デザインや施工の手法がありました。この講座では、1964年の東京オリンピックの会場となった「駒沢オリンピック公園」(東京都世田谷区)を題材として、当時の造成工事・管理に携わったレジェンド技術者である松田武彦氏が、当時の社会状況、造園・緑化業界の動向や施工・管理現場について語ります。さらに、藤井英二郎氏がキュレーターとして切り口鋭く解説を行い、松田氏らと鼎談を行います。
当時の公共造園の施工・管理の現場やデザイン・施工手法について知り、その空間がどのように作り上げられたのかを学ぶことで、現在の都市の緑のあり方・つくり方の課題も浮き彫りになるでしょう。目指すべき都市の緑のあり方・つくり方について改めて考えてみませんか?
■ 講師:
【話題提供】松田武彦氏 一般社団法人東京都造園緑化業協会 元理事、全国1級造園施工管理技士の会 相談役(元会長)
【キュレーター*】藤井英二郎氏 千葉大学名誉教授、博士(農学)、日本庭園学会 元会長
*話題提供者からの情報を独自の視点で意味付けをする役割
【MC(鼎談・意見交換)】細野哲央 一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事、博士(農学)、樹木医
■ キーワード:#都市公園、造園、緑化、公共工事、維持管理、緑化行政
■ 技術レベル:中級
■ 講師プロフィール
松田武彦氏
松田造園技術事務所 代表、一級造園施工管理技士
一般社団法人 東京都造園緑化業協会 元理事、全国1級造園施工管理技士の会 相談役(元会長)、造園施工大手「東光園緑化」常務取締役等を歴任。
[活動実績等] 日本で初めて人工軽量土壌による大規模屋上緑化を施工。
藤井英二郎氏
千葉大学名誉教授、元日本庭園学会会長
[活動実績等] 主著:『街路樹は問いかける』(岩波書店、2022)、『街路樹が都市をつくる』(岩波書店、2019)、編著:『造園大百科事典』(朝倉書店、2022)、『造園実務必携』(朝倉書店、2018)等
細野哲央
一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事、博士(農学)、樹木医、元千葉大学環境健康フィールド科学センター助教
[活動実績等] 樹木医研修講師(一般財団法人 日本緑化センター)、「街路樹診断マニュアル改訂検討会」(東京都)委員など、共著:『造園実務必携』(朝倉書店、2018)、『道路植栽の設計・施工・維持管理: 安全な街路樹・危険な街路樹』(経済調査会、2012)等