
美しい都市樹木の維持・管理 challenge2大径木とのつきあい方 challenge3市民協働・官民連携美しい都市樹木の維持・管理
講師:細野哲央氏(一般社団法人地域緑花技術普及協会代表理事)
都市の環境や人間活動により傷ついた大径木(太く大きく成長した樹木)との安全な付き合い方について、樹木のリスクマネジメントにおける日本の第一人者、樹木医の細野哲央氏が解説します。また、都市樹木を美しく維持・管理するための「市民協働・官民連携」や、人間が適切に管理を行うことで緑・花による利潤を最大化することの大切さについてお話します。
*本動画の音量が小さいため、視聴の際はイヤホンのご使用を推奨いたします。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
■ 視聴時間:91分
■ 料金:550円
■ 視聴期限:購入から365日間(最長で2030/3/31まで)
■ 内容
【challenge2】
この講義では、都市樹木を美しく維持・管理するために取り組むべき課題の一つとして「大径木とのつきあい方」を取り上げます。土壌条件等の厳しい都市環境や人間の活動がどのように樹木に影響し、樹木を痛める原因となっているかを、樹木のリスクマネジメントで日本の第一人者として知られる樹木医の細野哲央氏が具体的に説明します。
また、大径木の倒伏・折損事故を予防するための点検・診断の必要性や点検で注目すべきポイントを簡潔に解説します。
【challenge3】
この講義では、市民講座や自治体職員・技術者向けの研修会などで精力的な講演活動を行っている樹木医の細野哲央氏が、都市樹木を美しく維持・管理するために取り組むべき課題の一つとしての「市民協働・官民連携」を語ります。
都市樹木の保全に関わる制度を概観し、街路樹や公園樹木などの公共の樹木の重要性について説明したうえで、管理予算の不足や苦情対応、知識の不足が招く、樹木の不適切な管理を解説します。また、近年、日本各地で見られるようになった街路樹・公園樹木の更新計画やそれらが原因となって生じた市民と自治体のトラブルなど、市民協働・官民連携の失敗事例や成功事例を紹介します。
さらに、計画段階から市民の総意を見極めて反映させることや専門家が第三者の立場からコーディネートすることの大切さ、都市樹木の価値の評価方法などを解説し、人間が適切に管理を行うことで緑・花による利潤を最大化することの大切さについて語ります。
■ 講師:細野哲央 一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事、博士(農学)、樹木医
■ キーワード:#大径木、都市環境と樹木、のリスク、倒木、樹木点検、剪定、市民協働、官民連携、緑地の更新、緑地の価値の評価方法
■ 技術レベル:初級
■ 講師プロフィール
細野哲央
一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事、博士(農学)、樹木医、元千葉大学環境健康フィールド科学センター助教
[活動実績等] 樹木医研修講師(一般財団法人 日本緑化センター)、「街路樹診断マニュアル改訂検討会」(東京都)委員など、共著:『造園実務必携』(朝倉書店、2018)、『道路植栽の設計・施工・維持管理: 安全な街路樹・危険な街路樹』(経済調査会、2012)等