樹木の『安全点検サービス』のご案内
高さ5m以上の樹木の管理者さまへ
まさか倒れるなんてありえない?
これらは倒木の可能性があります
点検と対策をしましょう
当協会の樹木点検は
*お試しプランの詳細
お試しプランは、お一人(法人)様につき1度限り、最大3本までとなります。幹周が240cm以上の樹木については、追加料金として一律5,000円を頂戴いたします。お試し点検の対象地域は、東京23区、東京多摩地区、さいたま市、川崎市、横浜市、松戸市、およびその周辺の市区町村となります。プランの詳細についてはお問い合わせください。
知っていますか?
樹木にまつわる事故の実際
樹木による事故は身近な場所で度々発生しています
樹木や森林は私たちの暮らしにとって、かけがえのない価値をもっています。しかし一方で、樹木は大きな質量をもつため、倒木・落枝が起きたときには、人命を奪い財産を破壊する凶器となることがあります。
樹木による事故は、身近な場所で度々発生しています。令和2年には、神社の神木で地域のシンボルとされていた、推定重量100トン超の大杉が倒れ、家屋の一部を損壊する事故が起きました。記憶に新しい例としては、相模原市のキャンプ場で夫婦が就寝中に倒木事故に遭い、死傷する悲劇がありました。また、観光客で賑わう清水寺付近でも、倒木事故が発生し、遠足を引率していた教師が重傷を負うという事故が起きました。他にも商業施設、神社、公園などで度々事故は発生しています。樹木による事故は身近な場所でも起こるのです(注1)。
(注1) 国土交通省の研究機関が実施した調査によれば、平成29年4月から平成30年10月の一年半の間に、街路樹だけでも9,292本の倒木・落枝が確認されています(出典:国土技術政策総合研究所 緑化生態研究室 2019 街路樹の倒伏対策の手引き 第2版)。また、神社境内で発生する事故や災害のうち、樹木の倒木・枝折れに起因するもが34%に上ると言われています(出典:埼玉県神社庁 2012 神社境内における樹木安全点検実施のすすめ)。
倒木・落枝による事故で民事責任が発生!!刑事責任も!?
倒木等により物損・人身事故が発生した場合、管理者さんと所有者さんに民事上の責任が生じることがあります。けがの治療費や慰謝料、被害者が治療中に得られるべきだった収入、破損した物の修繕費などを賠償する必要があります。また、過失致死傷の疑いを視野に警察の調査が行われる場合もあります。
専門家による点検と処置で事故は未然に防ぐことができます
樹木の倒木・落枝事故の多くは、専門家による点検と適切な処置が行っていれば、未然に防ぐことが可能です (注2)。
樹木の点検と管理には異なる知識が必要なため、点検は、植木屋さんではなく専門の樹木医が行う必要があります。例えば東京都の街路樹や公園では、剪定は造園業者が担当していますが、安全点検は特別な研修を受けた樹木医が行っています。もし皆さんが、『うちはベテランの植木屋さんに管理を任せているから大丈夫』とお考えならば注意が必要かもしれません。
当協会には、寺社、企業の公開空地、私有地、公園などの樹木や保護樹木に対して、点検や各種の処置を行ってきた経験豊富な樹木医が在籍しています。私たちは、専門家集団として、樹木による事故を未然に防ぐお手伝いをしています。
(注2) 樹木は屋外で生育する生き物であり、事故を完全に防止することは困難です。しかし、万が一事故が発生した場合でも、樹木の管理と点検を適切に行っている場合には、法的責任が減免されます。
当協会の樹木点検の特徴
当協会の代表理事である細野は、多くの自治体で用いられている「東京都街路樹診断マニュアル」の改訂検討会委員を務めています。また、米国農務省森林局が発行した「都市樹木のリスクマネジメント」の翻訳を手掛けており、日本における倒木リスク研究の第一人者として知られています。更に、樹木点検の実務経験も豊富で、民間企業の倒木リスク点検制度導入についてのコンサルティングも行っています。
当協会の樹木点検では、代表理事の豊富な知識と経験を反映した独自の点検メソッドを採用しています。倒木・落枝リスクの評価に本当に必要な点検項目と注意すべき障害に焦点を絞ることで、高リスクな樹木を迅速かつ確実に発見し、低価格でサービスを提供しています。また、樹木点検に「リスク管理」の手法を導入し、発生確率、被害の程度、影響範囲を考慮した評価を行っています。これにより、危険な樹木の見落としを防ぎつつ、不要な伐採も避けることが可能です。
ご依頼いただいた樹木点検業務は全て代表理事が監修しています。
弊社の樹木点検はすべてセミオーダーメイド。基本の3つのプランをベースに、まずはお客様のお悩みや目的、予算などをおうかがいし、経験豊富な樹木医がニーズに合致した費用対効果が最も高いプランをご提案します。また、自治体の補助金申請についても支援の実績があります。
当協会の樹木調査・点検・処置を実施する人材は、全員が樹木の専門家である樹木医(©日本緑化センター)。しかも全員が豊富な樹木調査・点検の経験を持っています。
当協会の樹木点検はリスクの評価だけで終わるものではありません。安全を確保するために必要な伐採、支柱の設置、特殊なロープを用いた落枝対策等の処置について分かりやすくご説明します。また、現在管理している植木屋さんが適切な処置を行うことができるように、連携して施工を支援します。なお、当協会で施工や樹木の活力を回復する治療を行うことも可能です。
樹木点検の基本的な流れ
点検の具体的内容
樹木状態の確認
(活力・傷などの弱点を、目視観察、打診、触診)
▼
弱点などの指標を定量的に評価
▼
各指標を組み合わせ、リスクを4段階で評価
リスク低減のための推奨処置と次回点検次期も提案
定量評価やリスク算定表は、倒木リスク研究の第一人者が開発。
当協会のオリジナルです。
樹木点検 基本の3プラン
弊社では、シンプル、ベーシック、プレミアムの3つの基本プランをご用意しています。これらをベースに、お客様の目的、点検本数、樹木の大きさ、立地などをおうかがいし、オーダーメイドのプランをご提案いたします。また、樹名板の設置、樹木台帳の作成、補助金申請のサポート、樹木の治療なども、ご要望に応じプランに追加できます。お見積もりは内訳が明確なかたちで丁寧に行います。
シンプルプラン
樹木医が点検対象樹木を1本ずつ点検します。点検の結果は簡易な報告書で提示します。高リスクの樹木をコスパ良く発見するプランです。(参考事例:首都圏の団地、大径木 ¥100,000/20本)
ベーシックプラン
樹木医が点検対象樹木を1本ずつ詳しく点検します。点検の結果は報告書、樹木現況平面図等で提示します。高リスクの樹木に加え、中長期の潜在的なリスクも早めに把握したい方に適したプランです。(参考事例:首都圏の団地、大径木 ¥195,000/25本))
プレミアムプラン
ベーシックプランにオンライン樹木管理データベースの整備をセットにしたプランです。このデータベースでは、樹木の状態、次回点検時期、必要な安全確保処置、処置の実施状況をリアルタイムに把握できます。植木屋さんに任せっきりにせず、所有者さんや管理者さん自身が管理状況を把握したい場合や、地域連携やESG活動で樹木や樹林の情報を活用したい場合にもお勧めです。(参考事例:首都圏の神社、大径木 ¥260,000/20本)
〈参考〉オンライン点検のご案内
遠方やお急ぎなど、基本プランの利用が難かしいお客様には、簡易な「オンライン点検」プランをご用意しています。オンライン点検は、Google Meetなどのビデオ通話ツールを用いた遠隔での診断サービスです。弊社事務所の樹木医のガイドに従って、お客様は現地で樹木の障害を撮影し、形状を計測します。その情報を基に、弊社の樹木医が画面を通じて診断を行います。診断後の提出物は簡易な「オンライン診断書」となります。2時間の診断(5~6本程度)で2万円となります。
良くある質問
Q1.どのような樹木を点検すればよいですか?
A1.根元に生えたキノコ、根元や幹の空洞や腐朽・樹皮の剥がれ、枝先の枯れ、揺れや傾斜、これらの症状が見られる樹木は、点検を強くお勧めします。また、過去に倒木や落枝が発生したことがある。倒木が心配な樹木がある。安全管理をどのようにしたらよいか分からない場合もぜひご相談ください。
Q2.倒木の徴候が無い場合は点検を行わなくてよいですか?
A2.樹高が5m以上の樹木は、その重量が大きいため、倒木事故が発生した場合に人的な被害や物的な被害が大きくなる可能性があります。樹高が5m以上あり、植えてから時間が経っている樹木は、一度点検を行うことをお勧めします。
Q3.調査にはどの程度の時間がかかりますか?
A3.樹木の立地や環境にもよりますが、50本から100本程度の樹木を点検する場合、相談を受けてから報告書を提出するまでにおおよそ1か月ほどかかります。上記の本数であれば、現地での点検は2~4日間となります。
Q4.倒木のリスクが高い樹木を、早く知ることはできませんか?
A4.現地の点検で倒木のリスクが高く、倒木の危険が迫っていると判断された樹木については、速やかにご報告いたします。
Q5.今回の点検後、次回の点検はいつ頃におこなえばいいですか? また、定期的に点検は必要ですか?
A5.個々の樹木のリスクに応じて、次回の点検時期を1年から7年の範囲でご提案いたします。樹木による事故を予防するためには、適切なリスクの把握が欠かせません。定期的な点検の実施を強くお勧めします。
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