【講義】平成30年度 環境緑化研修(群馬県高崎市)「道路植栽がもつ生理・心理的効果とリスク」
2018.08.14 ブログ
平成30年8月2日、株式会社ネスクコエンジニアリング様の研修施設(高崎テクニカルトレーニングセンター)で開催された研修会に、当協会代表理事が講師として参加させていただきました。 この研修会は、高速道路の緑地の役割を学び、緑地の適切な管理方法を理解することを目的としています。 対象者は土木職で緑化に関する知識は有していない新入社員の方々。 新入社員の方々も、今後、開設路線の路面や構造物の点検業務に従事して、緑も含めた道路の安全性を点検・評価する機会が増えてくるということで、緑の役割を理解したうえで、道路の安全性を確保していくという目を持つことが求められます。 そこで、なぜそこに緑があるのかという知識を踏まえたうえで、研究事例等を交えて、緑や緑地がもつ安全・安心・くつろぎの機能や道路の安全性を確保する上での倒木対策等の樹木のリスクマネジメントの必要性について解説するというのが、当協会へのオーダーとなりました。 丸二日の研修で、非常に体系的なプログラムを組まれており、当協会としても大きな刺激を受けることのできた研修会でした。
平成30年度 環境緑化研修 プログラム 1日目(8月2日) 1 ネクスコ東日本の環境保全の取り組み(60分) 2 高速道路緑地の機能と緑地管理(60分) 3 道路景観(40分) 4 高速道路と自然環境(60分) 5 緑の生理・心理機能、樹木のリスクマネジメント ~道路植栽がもつ生理・心理的効果とリスク(80分) 6 高速道路休憩施設の園地デザイン(40分) 7 高速道路植栽とその管理、圏央道における環境保全対策(50分) 2日目(8月3日) 1 高速道路の環境対策・緑地管理の見学(360分) 2 現地見学の振り返り(50分)