【庭園探訪】吐月峰柴屋寺庭園
2023.06.13 コラム
STAGE編集部
吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)庭園(静岡県静岡市駿河区丸子) 2023年6月12日探訪。 国の史跡名勝(昭和11年指定)。 本堂の東北側から湧出する水を西側に作った池に引き込み、池の周りに樹木や石を配置し、西側にそびえる天柱山を借景にした庭園。京都の銀閣寺の庭園を模したともいわれます。 吐月峰の由来は、裏山の竹林から月が吐き出されたように上ることから。 1500年頃に連歌師の宗長(そうちょう)が作庭。宗長は幼少時から駿河国守護・今川義忠(よしただ:今川義元の祖父)に仕えていましたが、出家して上洛、連歌を学び一休宗純(一休さん)のもとで禅の修行をした後、駿河に戻って今川氏親(うじちか:義元の父)に仕えたといいます。