【注意喚起】福島県で外来種「ツヤハダゴマダラカミキリ」被害拡大
2021.09.09 ブログ
STAGE 編集部 人と緑・花をつなぐコーディネーター 地域緑花技術普及協会
福島県で外来種のツヤハダゴマダラカミキリによる街路樹や山林の被害が拡大していると報道がありました。 (福島民友新聞みんゆうNet 2021年09月08日) ツヤハダゴマダラカミキリは欧米などで既に大きな被害を出しており、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されています。 福島県での主な被害木は現状はトチノキとのことですが、海外ではバラ科の果樹被害も報告されているそうです。 サクラやウメ、モモ、ナシ、リンゴなどのバラ科樹木は日本の都市や果樹園でも多く植栽されていますので、今後の被害拡大が懸念されます。 ツヤハダゴマダラカミキリの外見は在来種のゴマダラカミキリとよく似ているとのこと。 在来種のゴマダラカミキリが前胸背に白い斑紋があり、鞘翅の付け根付近がごつごつしているのに対して、ツヤハダゴマダラカミキリは、前胸背の斑紋がなく、鞘翅の付け根付近が滑らかなことが見分けるポイントということです。
*サムネイル画像は福島県自然保護課のHPから引用させていただきました。
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