弘前公園桜守の勇退(青森県弘前市)
2022.03.31 ブログ
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STAGE 編集部

人と緑・花をつなぐコーディネーター
 地域緑花技術普及協会

弘前公園の桜守で樹木医の小林勝さん(68)が3月で勇退されることが報道されました(陸奥新報2022/3/26「弘前公園桜守の小林さん退職」)。

一公園職員の退職が記事になることはとても珍しいことです。

勝さんの兄の範士さんはリンゴの剪定技術をサクラに応用し「弘前方式」の管理手法を確立したことで有名。

勝さんは2004年から弘前市公園緑地課に着任し、約2600本のサクラを管理してきました。

2014年には2名の職員が加わったチーム桜守が発足し、勝さんの技術が後輩へと伝えられていました。

25日の開花予想が勝さんの桜守としての最後の仕事となりました。

4月からは「弘前市みどりの協会」の相談員として、弘前公園の植物を見守り続けます。

【樹木医】とは…
樹木の調査・研究、診断・治療などを通して、樹木の保護・育成や、落枝や倒木等による人的・物損被害の抑制、樹木に関する知識の普及・指導などを行う専門家です。

樹木医の資格は一般財団法人日本緑化センターが実施する試験に合格する必要があります。
合格率は20%の難関。

*この記事は、陸奥新報2022/3/26「弘前公園桜守の小林さん退職」の報道をもとに作成しました。

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