【樹木事故】沿道の枯木が倒れ車両を直撃(奈良県奈良市)
2022.09.13 ブログ
STAGE 編集部

人と緑・花をつなぐコーディネーター
 地域緑花技術普及協会

9月12日午前11時50分ごろ、奈良市の市道(奈良市あやめ池南6丁目)で走行中の車に沿道の林から倒れてきた枯木が直撃しました。
運転者は病院に搬送されたものの軽傷とのこと。

倒れた樹木のあった林は地元の農業関係者の組合が管理する土地だったといいます。
道路を管理する奈良市は、木の根元が腐っていたことが倒木の原因だった可能性があるとしています。

「ドーンと音がして」倒木が走行中の車に直撃…30代女性ケガ『根元の腐食が原因』か(MBSNEWS2022/09/12 17:20)

樹木の事故と点検に詳しい一般社団法人地域緑花技術普及協会の細野哲央氏(農学博士、樹木医)は、枯れてからかなり時間がたっていると思われる樹木の倒伏事故で、樹木があった林の管理組合も道路管理者である奈良市も責任を重く受け止める必要があるとコメントしています。

画像中央が倒れた樹木(2021年6月)。
樹皮が浮き、枯死してから相当の時間が経過していることが確認できる。

細野哲央
細野哲央
 一般社団法人地域緑花技術普及協会 代表理事
 樹木医 博士(農学) 国立大学法人 千葉大学 客員研究員

 樹木のリスクマネジメント、樹木医倫理の分野で日本の第一人者として知られる。植栽や庭園の施工・維持管理技術、緑化樹木の生産・管理技術、緑の生理・心理的機能、樹木の成長特性などにも造詣が深い。

わたしたちSTAGEは、寺社の樹木、企業の公開空地の樹木、私有地の樹木、保護樹木や公園木などの公共の樹木などの調査・点検や各種の措置を実施しています。

所有・管理されている樹木や樹林に倒木事故等のご不安がありましたらお気軽にお問い合わせください。


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